専門看護師という資格もある

一般にはあまり知られていませんが、日本には専門看護師と呼ばれる看護師も存在しています。専門看護師は、通常の国家試験の他に、日本看護協会が主催する特別な認定試験に合格をしている看護師をいいます。普通の看護師が持ち得ない深い専門知識を携えているので、特定の分野においては非常に質の高い医療を提供してくれるのです。

こうしたハイレベルな認定資格を持っていれば、相談業務はもちろん教育に関しても携わることができるのでメリットは大きいといえます。がん看護や精神看護、感染症看護など、非常に難しい分野が専門看護分野として指定されており、まさに現代医療の課題に真正面から対応をしていく立場となります。

看護師として毎日の業務を行ってはいるけれども、どこか物足りなさを感じている人がいれば、是非とも挑戦をしてみると良いかもしれません。優秀な認定資格を取得したスタッフはいくらいても病院側は困らないし、本人も新しい世界への扉を開くことができるので悪くはないからです。

こうした認定資格を持っていれば、もちろん次にまた転職をする際にも武器になるでしょう。より自分の理想とする職場へ配属がされやすくなるので、将来的なビジョンを持っているなら目指すのが得策です。

他にも、看護師には保健師といったワンランク上の資格も存在しています。保健師は看護現場での一年以上の実務経験がある人が対象になる資格で、こちらは認定試験ではなくて国家試験を受けなければなりません。一言で看護師といっても多くの専門的なスキルがあるため、身に付けることでより活躍の場が広がっていくでしょう。